【韓国】極寒のソウルでアイスコーヒーを飲む人が増えているらしい

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真冬のソウルはポケットから手を出して歩くと5分も手がかじかむほどの寒さ。そんな厳しい寒さの中、ここ数年ソウルではアイスコーヒーを飲む人が急増。「おるちゅが/凍って死んでもアイス飲料」という造語も生まれ、珍しくない光景のようです。

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冷凍庫にいるような寒さ

ソウルのホテル最寄駅から宿泊先のホテルに向かうまで、徒歩での道順を調べるため携帯片手に進みますが、そのジャケットから出ている手が寒くてかじかみ痛くなるほど寒いです。

真冬のソウルの気温は(時期にもよりますが)、最低気温が約-15度、最高気温が氷点下になることも。

下の図がソウルの2018年1月から12月までの気候を表にまとめたものです。

出典:気象庁ホームページ
「地点別データ・グラフ (世界の天候データツール (ClimatView 月統計値))」(気象庁ホームページより)

歩きながら、早くどこか暖かい場所に逃げ込みたいとずっと考えていました。

たった10分の距離が、それよりもずっと長く感じられるくらい寒いのです。

寒さよりもオシャレ優先?

極寒のソウルと知っていたので、厚手のダウンにウルトラライトダウンジャケット、ニット帽、その簿用の手袋をもっていって万全の体制をとるようにしていました。

しかしソウルに来てみてビックリ。みんな思ったより軽装です。

寒いのに帽子も手袋もしていない人だらけ。私は下のイラストのようなこわた格好をしていたので一人だけ雪国にでも来たのかと思うような場違いの格好になっていました(^^;

”패딩(ペディン)”をあまり見かけなくなった

日本でいう「ダウンコート」は、韓国では英語の「padding」からとって「패딩(ペディン)」と呼ばれています。丈の長いダウンは「ロングペディン」といって、真冬は-10℃以下になることも多い極寒の韓国では欠かせないコートです。

引用元:-13℃にも耐えられる韓国ダウン「ペディン・プリンセスペディン」が欲しい☆注目ブランド11選-STYLE HAUS

コロナが流行る前に冬のソウルに来た時には、みんな揃って黒いロングダウンを来ていた印象ですが、2023年冬に行った時にはその割合は各段に減ってたように感じました。

コロナ前に韓国に行った時の写真です。黒いペディン率の高さ伝わるでしょうか・・(笑)

個人的な印象として、今年は(色はやはり黒が多いですがが)キャメルや白などのロングコート、またはショート丈も来ている人も見て以前よりもデザインが多様化していると思いました。

平均気温は変わらないはずなので寒さよりおしゃれ重視になったんでしょうか・・

ちなみに欧米では秋からニット帽かぶる人が多い

ここ数年秋ごろにヨーロッパに行くことが多いのですが、秋ごろになると多くのアパレルショップでニット帽がショーケースに並びます。

街中を歩いている人も着用率が高く、自分も思わず買ってしまいました。

トップスは何重にも着るのに、頭は無防備だと、寒い日はスースーします。

ニット帽を被ると頭のほうからぽかぽかと温まり、全身が温められていくことが感じられます^^

そんななかアイスコーヒー飲む人発見

待ちゆく人を見てもう一つ気づいたことは、こんなに寒いのにアイスコーヒーやアイスを食べながら外を歩いている人がいるということ。

正直目を疑いました(笑) 

1回目見た時は、たまたまだと思いましたが一日に何人もの人が持っているのを見かけて、寒い中で冷たいものを飲むことが好きな人が一定数いるということがわかりました。

あまり目にしない、「アイスコーヒーとダウンジャケット」のコラボ。

珍しくて思わず写真を撮ってしまいました(笑)

凍え死んでもアイス飲料という造語

韓国には「おるちゅが」(日本語訳:凍え死んでもアイス飲料)という新造語があるらしく、寒い日も冷たい飲み物やアイスクリームを好む人たちのことを指しているらしいです。

この言葉は、2018年あたりから登場した言葉だそう。

寒い日に冷たい飲み物を好むことはまだ共感できませんが、アイスクリームだったら冬でも食べたくなるので少し分かります。

ただ、暖房がしっかりときいた暖かい部屋で、チョコや濃厚バニラなどのしっかりとした味をたべたくなりますが(^^;

「おるちゅが」を知って感じたこと

自分の中で、寒い日には温かい飲み物、暑い日には冷たい飲み物という固定概念があったので「おるちゅが」という言葉を知ってびっくりしました。

海外に行くたびに自分の中での当たり前が覆されていくことがとても楽しい改めて感じます

日本にいると快適な過ごし方を求め、少しでもいつもと違うことがあると嫌悪感を抱いてしまいます。

でも海外に行くと「自分の当たり前が当たり前じゃない」ことが普通のため、色んなことへのハードルがぐっと下がり、より柔軟に物事を受け止められるようになっていると思います。

帰国後もこの状態が続き穏やかな気持ちになることが出来、そしてだんだんと感覚が日常に戻っていきます。。

これから年を重ねても「自分の中の当たり前でないこと」をおかしいと思うのではなく、面白い!と違いを認めて受け入れられる人になりたいと思いました。

極寒の中でアイスコーヒーぜひ試してみてください!(笑)

2018年ごろから「おるちゅが」(日本語訳:凍え死んでもアイス飲料)という新造語ができ、極寒のソウルでもアイスコーヒー片手に外を歩く人を見かけました。

「郷に入れば郷に従え」の精神で私も真似したったのですが、あまりにも寒すぎて行う気になれなかったです(笑)

極寒の中でおなかを壊して、温かいものも食べられなくなるのが怖かったので・・・

みなさんもぜひ寒い日にキンキンに冷えたアイスコーヒー、試してみてください!(笑)

最後まで読んでいただきありがとうございました^^

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