【宮古島トライアスロンレポート】56歳父が6回目の挑戦 in 2023 

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2023年4月、ついに4年ぶりとなる宮古島トライアスロン大会が開催され、56歳の父が挑戦してきました!コースの総距離は156km。スイム3km、バイク123km、ラン30kmを11時間30分の制限時間内で完走を目指します。

大会の感想や、父が挑戦し続ける理由などをまとめました!

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少年のような父

私の父は変わり者

私の父は、すこし変わっている。いや、少しじゃなくて、とても。

子育てや仕事への姿勢は関心するが、それ以外の変な要素が大きい。

例えば、休みの日はずっと動いている。ジム、ロードバイク、犬の散歩、サウナや温泉に忙しい。

フットワークが異常に軽く、出かける用事があるときは気を使って30分前に声をかけるが、5分前に声をかけてくれと注意される。

抜けているところもあり、ある日実家に帰ったら外側玄関に誰もいないのに鍵だけさしてあるから何事かと思ったら、家の中に父がいて自転車を漕いでいた。

(人生でドアを開けたら玄関やリビングで父が自転車を漕いでいるって、なかなかレアな体験じゃないですか?(笑))

他にも珍エピソードは他にも山ほどありますが、父の威厳のためにあえて書かないでおきます(笑)

そんな父が宮古島トライアスロンを始めるきっかけ

今から約30年前(父当時26歳!)、父はテレビでトライアスロンが鉄人レースと紹介されているのを見ました。

「鉄人」という言葉に惹かれ、自分も普通の人が挑戦しない何かに取り組みたい!と思い、トライアスロンに参加。

一度は参加してみたものの、それからはサーフィンにドはまりししばらくの間トライアスロン競技に戻ってくることはなかったそう。

若い時から好奇心旺盛で、「鉄人」という言葉に惹かれるのも実に父らしいです。

宮古島トライアスロンの概要

トライアスロン競技とは何か

1974年アメリカ、カリフォルニア州サンディエゴで誕生しました。
語源は、スイム(水泳)、自転車(バイク)、ランニング(ラン)の3種目を連続して行うことから、ラテン語の“3”「トライ」と“競技”の「アスロン」を組み合わせた複合競技です。
2000年シドニー大会からオリンピックの種目となりました。

引用元:トライアスロンって何? | 横浜市トライアスロン協会 (kn-tu.or.jp)

日本のトライアスロン愛好家人数は約37万人程度と言われており、近年日本でも人気を集めつつある競技。

スイム、バイク、ラン、とこれまで多くの人が取り組んだことのある競技のため、地道に練習すれば多くの人がゴールにたどり着ける可能性がある、ということに惹かれ幅広い年代に人気があるそう。

宮古島トライアスロンの位置づけ

国内トライアスロンの大会の中でも有名なのは、「佐渡国際トライアスロン」と「宮古島トライアスロン」。

全日本トライアスロン宮古島大会は例年4月の2.3週目くらいの日曜日にひらかれ、

参加人数は例年1700人(2023年度は1200人に縮小)に及びます。

コースの総距離は203.195km。スイム3km、バイク157km、ラン42.195kmを13時間30分の制限時間内で完走を目指します。(2023年度は156kmに縮小)

宮古島トライアスロン参加は1.5~2倍程度の倍率となるほど人気な大会。

国内のトライアスロンの有名な大会と言ったら宮古島。マラソンといえばホノルルマラソン、のような位置づけです。

宮古島トライアスロン公式HPとInstagramのページはこちらの通りです(^^)/

35th 2019成績|全日本トライアスロン宮古島大会
集え鉄人!スイム3km、バイク123km、30km(15km周回コース)!ハートを焦がす世界屈指のハイレベルな全日本トライアスロン宮古島大会へ挑戦し己に勝て!!

父にまるっとインタビューしてみた

父が毎年トライアスロンの大会に出ていことは恒例行事で特に不思議に思わなかったのですが、周りの人に話してみると珍しいことと気づきました!(^^;

ブログも初めて、せっかくなので父が宮古島大会中に感じたことや、なぜ挑戦するのか、聞いてみてまとめてみました!

どの年代が多い印象?

(父)自分の印象となるが、40-50代、また56歳の父よりもずっと上の方も参加していて全体的に年齢層が高い様子。

20代は遊びに夢中だから、体に気を遣うのがある程度年齢いってからになるのかな。

また、トライアスロンの参加費は高いから、そこも参加へのハードルを上げている一因かも。

トライアスロンの参加費の平均は5万円前後。

宮古島となると、飛行機代と宿泊費で大目に見て10万円、さらに飲食代もかかるので20万弱はかかるので大きな負担になりうる。

スイムはどうだった?

(父)まずは、とにかく海がきれいだった!

神奈川で泳ぐと水中では全く周りが見えないけど、宮古島では水中でも周りがはっきりと見えるくらいにクリア。

そして、スイムといえば開始前はどうしても緊張する。

なぜかというと、みんなが一斉にスタートするから最初は団子状態になって絶えず周りに人がいて頭を叩かれたり蹴られたりしながら進んでくんだ。

500mくらい泳ぐとばらけてくるから泳ぎやすくなって集中して泳げる。

安全面は徹底されていて、ボートに乗った監視員だけじゃなくて、海の中には何人かダイバーの人もいて見守ってくれてる。

今回は周回コースだから、1周すると一旦岸に上がるんだけど、またもう一周と思うと気が遠くなったよ。

バイクはどうだった?

(父)島をバイクで走るので、ほとんどがフラットな面。

約5時間くらい漕ぎつつけるから、3種目の中では一番時間がかかるかな。

でも自分的には①バイク ②スイム ③ラン の順番で好きなので、バイクが終わると自分の中では大分やり切った気持ちになる。

参加年代は40代以降が多いってさっき言ったけど、10~20代の人よりも体力はバリバリにあるし、スーパーマンだと思うよ。

ランはどうだった?

(父)とにかく地獄、地獄、地獄。バイクの後だから体力的にもかなり限界。

走る、歩くを繰り返して、ヘロヘロになりながらもなんとか食らいつき少しずつでも前に前に。

そんな中でも制限時間のことは常に頭にあって、制限時間を超えないように計算しながら進む。

例えばずっと歩くとしても、徒歩の平均スピードは1時間5キロなのでフルマラソン歩いたとしても8時間かかってしまうからかなり大変。

でも8時間もかかったら制限時間に引っかかってしまうから、ちょっとでも走らないとね。

なぜトライアスロンに挑戦するの?

(父)それは主に3つあるんだけど、あげてみるとこんな感じだよ。

①「自分の中で目標を決めて、それに向かっていくのが好きだから」

②「普通の人が出来ないことに挑戦する自分が好きだから」

③「大会当日よりも大会に向かって体を作り上げていく過程が好きだから」

大会ではどんなに遅くても、止まらずに一歩を進めれば必ずゴールが近づいてくるのが、なんだか気持ちいいんだよね。

ゴールは誰にでも平等に、場所を変えることなく、その場で待っていてくれるから。

そんな父から大切なことを3つ学んだ

①いつまでも挑戦し続けること

父は日常に刺激を求め、いつも何か目標を決めて楽しんで挑戦し続けています。

ここ十年くらいはトライアスロンにはまり、宮古島トライアスロンに数年続けて参加。さらには、バイクの大型免許を取ってみたり、水泳のパーソナルレッスンに通ってみたり、いつも「何か」にチャレンジしています。

そんな父は現在56歳。いつになっても挑戦し続ける姿を見ていると、どこからそんな活力がわいてくるのか、と思いつつ私もいつの間にか父のようなチャレンジ大好き人間になっていました。

この親にして子あり、です。(笑)

挑戦し続けることは簡単なことではないですが、父のようにいつまでも謙虚かつチャレンジ精神を持った人でありたいと思います。

②日々小さな努力を積み重ねること

トライアスロンの競技はスイム、バイク、マラソンの3部構成。

一つ一つも難しいのに、3つ合わせて一つの競技のため、必然的に練習時間を長く確保しなければいけません。

そのため、大会が決まると平日の仕事後、休日はほぼ一日練習に励みます。

目標を決めて、そこに向けて日々努力を重ねる。言葉にすればシンプルですが、これを実行できることはとても難しい。

小さな努力を続けることが、小さな成功体験になり、自分のことが認められるようになるのだと思います。

努力している自分が好き、そんな理由でもコツコツと何かを続けられるのは素晴らしいと思います。

③努力の過程を楽しむこと

なぜ父がこれだけ挑戦し続け、努力を厭わないのか。それは、挑戦への過程を楽しんでいるからです。

他人から見れば努力家、でも本人は努力しているつもりはあまりない様子。

父の活力の元動は「ワクワク」する心なのかなと思います。

実際に父の口から「努力」という言葉はあまり耳にしたことがなく、私の前ではいつもひょうひょうとしていて天然な父のまま。

不器用ながらも努力の過程を楽しみ目標に向かって取り組む姿を見ると、ついつい応援したくなってしまいます。

【まとめ】いつになっても挑戦し続ける人でありたい

父がトライアスロンに挑戦し続ける理由を聞いて下記のように3点の理由を言われたときは、

まさに自分の核となる考え方とあまりにも似すぎていてビックリしました。

①「自分の中で目標を決めて、それに向かっていくのが好きだから」

②「普通の人が出来ないことに挑戦する自分が好きだから」

③「大会当日よりも大会に向かって体を作り上げていく過程が好きだから」

社会人になってからも、一日の大半を仕事し平日の余った時間と休日で私も出来る限り新しいことに挑戦しているのですが、その話をするたびに周りの人には驚かれます。

しかし特に努力や無理しているつもりはなく、父と同じように挑戦自体を楽しんでいるので無限に活力がわいてきます。

挑戦を続け、自分のことが好きになれるように日々努力すること、これからの人生でもずっと役立つスキルだと思います。

これからも父のようにワクワクすることに挑戦し、そのポジティブな波が伝わって誰かも何かに挑戦したくなるような波を与えられる人になりたいと思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!少しでも参考になれば幸いです(^^)/

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